煎餅布団で腰痛が悪化 対策は腰に負担を掛けないで寝ること その方法とは?
いきなりですが私は長年の腰痛持ちでした。
しかし今から約4年以上前に治ったんです。
そしてその痛みは4年経った今もありません。
実は私が寝るのに使ったあるものが、つらい腰痛から解放してくれたんです。
「うそくさい!」と思うかも知れませんが本当の話なのです。
その理由を今からお話します。
腰痛の原因と治療歴
腰痛の原因
最初に私の腰の痛みがどの程度だったかをお話します。
腰痛の始まりの原因ですが、若い頃から高いパンプスを履いていたこともあり多少の腰痛はありました。
しかし日常生活に支障をきたす程ではなかったので特に病院へ行くこともしませんでした。
3人目の子供を産んでからは、おんぶに抱っこを同時にしたり、おむつを替えるのに中腰になったりと腰痛も少しずつ強くなってきました。
そして腰に負担のかかる仕事も始めたため治ることは難しい環境となってきました。
年齢とともに痛みも蓄積され、それに伴い骨と筋肉の老化も加算されていきます。
今まで2回ぎっくり腰(急性腰痛)を起こしています。
腰の痛みは慢性腰痛となり休みをとることなくずっと続いている状態です。
一日中痛いわけではありませんが、特に痛いと感じるのは起床時が最も強く、起きてから5分くらいは痛くて真っすぐの姿勢は取れず前かがみで行動します。
椅子からの立ち上がりなども同様で、同じ姿勢をしていると腰が固まり次の動作で腰を動かすと骨が折れるかのように痛むのです。
起きている限りこの動作は1日何度も繰り返されるのでその都度痛みを感じます。
そして入浴時、椅子に座っている時もやはり腰に圧がかかりズーンと痛いです。足の先を洗う時は前かがみになるので更に痛みは強くなります。湯船に入ると痛みが緩和されるので腰はだいぶ楽にはなりまが、布団に入るとまた腰がズキンズキンとなります。
なのでエビのように腰を丸くして、痛くない腰の角度をとりながら眠りに入ります。
そして翌朝はまた起き上がり時の痛みからスタートする繰り返しでした。
そしていつしか腰だけではなく右脚のすねの一部分(指先2本分くらいの範囲)が痛むようになってきたんです。
右脚のすねの痛みは1年半ほど続いていました。
整形外科の先生は腰からきている痛みだとのこと。
腰の痛みと右脚のすねの痛み。
毎日なにをやるにも苦痛でした。
今までした治療
腰の痛みに対してしてきた治療は病院での湿布薬と飲み薬です。神経に効くとされる飲み薬は何か月も続けましたが効果はなし。湿布も毎日貼りましたが痛みがなくなることはなかったです。それでも気休めに湿布は貼っていました。
そして薬局で購入できる神経の痛みによいといわれるビタミン剤や腰の負担を軽減する腰痛ベルトもしてみました。
腰痛体操などもしてはみましたが、なんだがよけいに痛くなるだけで続きません。
腰に負担がかからないと宣伝される布団も悩みましたが、高額なので買うまでには至りませんでした。
使っていた布団は昔ながらの綿布団で、年季も入り煎餅布団になっていましたが、ふかふかの布団は腰に負担がかかるので年季の入った煎餅布団をずっと使っていました。
しかし腰痛は徐々に酷くなり煎餅布団は腰には良くない!と体で証明されました。
なので厚み5センチのウレタンフォームのマットレスを敷くようにしました。
多少、起床時の痛みは治まりましたがそれでも痛かったです。
痛かったですが、断然煎餅布団よりはマシでした。
布団で寝るのをやめたのがきっかけ
生まれてきた時から布団というもので寝てきましたが、朝早く起きるという生活に変わったある冬の時期、寒くて朝起きるのがつらいことからこたつで寝てみようと思いつきました。
こたつで寝るのは思った以上に良かったです。温かくて心地よい布団から出るよりも楽に起きれたのでこたつで寝るという生活になりました。
こんな理由でこたつで寝ることになったのですが、これが長年の腰の痛みから解放されるきっかけとなったんです。
寝るのに使ったもの
こたつは暖かいです。
最高です。
しかし、腰が痛い!!
そりゃそうです。
床の上に敷いてあるこたつカーペット一枚の上に寝てるんですから腰が痛くなるのは当然といえば当然です。
そこで思いついたんです。
ヨガマットで寝てみよう
こたつカーペットの上にヨガマットを敷いて寝たんです。
イメージ的にこんな感じです。
翌朝 腰の痛みがない!
朝いつも通りに起床。
こたつから出ていつもの朝の動きを始めると
「あれ?腰が痛くない」
その時はたまたまだと思いました。
しかし、たまたまじゃなかったんです!
翌朝も、翌朝も、そして翌朝も痛くないんです!
しばらくすると日中もほとんど腰の痛みが気にならなくなったんです。
そして気付いたら脚のすねの痛みもなくなっていたんです。
ニトリルブダジエンゴムの素材とは?
なぜヨガマットで寝たらあんなに痛かった腰の痛みが取れたのか。
使用したヨガマットについて調べてみました。
私の使用したヨガマットの素材は、
【ニトリルブダジエンゴム】これだけ聞いてもわかりません!
耐油性、耐熱性、耐摩耗性に優れている。←まあ、この辺はともかくとして・・
じゃあ何かというと、ダイソーなどで売られているぶつかり防止クッション、たくさん種類があるその中でニトリルブダジエンゴムを使っている商品があるんです!
ぶつかった時に衝撃を和らげるクッション性のある材質なので、横になった時に腰にかかる負担が和らいでいるのではないでしょうか。負担がなくなるということは、それに繋がる痛みも緩和されるのではと思います。
寝るとどんな感じ?
ヨガマットで寝ると布団のようにふかふかではありませんが痛くないです。そしてクッション性は感じます。
もう少し詳しく伝えると、布団で仰向けの状態で横になるとお尻と腰に布団の感触が伝わってきます。しかし、ヨガマットで同じように横になると触れている感触はお尻だけなんです。腰がヨガマットに触れている感触はないです。腰が沈んでいないため神経を圧迫しないのでしょうか?
下の図はヨガマットで寝た場合と、布団で寝た場合の腰の骨の位置を予想したものです。あくまでも私が考えた推測です。
横になると重いお尻が沈んでしまうので、それに引っ張られ腰の骨も下がってしまいます。その下がることが腰の骨にとても負担になり痛みが出るのではないでしょうか?
専門家の先生たちは、横になった時に腰に隙間がでると腰が沿ってしまい神経を圧迫するとかいてあります。だとしたらどうなのでしょうか?
しかし痛みがなくなったのは確かで、その状態は4年以上続いています。もちろん今もヨガマットで寝ています。
腰が痛くて試してみたいと思うのであれば、厚さやサイズも考えなければなりません。
厚みやサイズ
厚み
ヨガマットの厚さは、素足の感覚がわかるような1ミリからしっかりとしたクッション性のある10~15ミリまで様々です。
しかし薄いのでは腰どころか体が痛くなるのでクッション性の高い10~15ミリが寝るには適した厚みといえます。このくらいの厚みのヨガマットは座った時、横になってもしっかりと体を支えてくれます。
サイズ
サイズは160センチ前後から大きいものでは180センチ以上のもがあります。
ヨガマットの上で寝るので大きさはしっかり体全体が入るものがよいです。
女性のヨガマット厚さは10ミリでも十分ですが、しっかりとした厚みがよければ15ミリのものも。
下のヨガマットはサイズ(183センチ×61センチ×10ミリ・重量900グラム)
色の種類も豊富です。
下は15ミリのヨガマットです。見た目だけでもしっかりとしていることがわかります。
サイズ(183センチ×61センチ×15ミリ・重量1200グラム)
男性ならば体も大きく体重もあるので下記のヨガマットがお勧めです。
サイズ(190センチ×90センチ×15ミリ・重量1500グラム)
素材は?
ヨガマットの素材は様ざまあります。素材などの特徴を表にしてみたので参考にしてみて下さい。
ニトリルブダジエンゴム素材のヨガマットで腰痛が治ったので、もしニトリルブダジエンゴム以外の素材で購入するのであればなるべくクッション性のある素材がよいと思います。
素材 | 特徴 |
NBR(ニトリルゴム) (ニトリルブタジエンゴム) | クッション性があり価格も手頃です。水洗いもできます。ぶつかり防止クッションの素材としても使われています。 |
天然ゴム | ヨガで使用するには人気の素材ですが寝るには厚みが薄いかも知れません。価格が高めです。ゴム独特の匂いもありゴムアレルギーの方には向かない素材です。 |
EVA(エチレン酢酸ビニールコポリマー) | クロッグサンダルの素材としても使われている素材、またインソールの衝撃を吸収する素材しても使われています。クッション性もありますが、寝るには厚みが薄いかも知れません。 |
PVC(ポリ塩化ビニル) | ヨガマットの中で一番スタンダードな素材です。価格も手頃でクッション性も良いのですが水を吸収しやすい特徴があります。商品によっては匂いが気になる場合もあるかも。 |
PER(ポリマー環境樹脂) | 環境に優しいエコ素材でプラスチック臭が少ないです。上のPVCよりも価格が高めかも知れません。 |
ジュート(麻) | 麻の匂いが心地よいですが価格が高めのヨガマットです。寝るのには硬い?かも知れません。 |
TPE(熱可塑性エラストマ) | 天然のゴムのような素材です。天然ゴムではないのでアレルギーの心配もありません。商品によっては厚みもありますが熱に弱いです。 |
天然コルク | コルクガシという木の樹皮から作られ、吸湿性や衝撃を和らげる作用があり、またコルクにはスベリンという抗菌成分が含まれ長く清潔に使えます。裏はTPE素材で弾力はあるのですが5ミリのヨガマットが多いので寝るには向かないかも知れません。 |
畳 | い草を使用した素材なのでい草の香りがありリラックスできそうですが、厚みが薄いので寝るには向かないかも知れません。 |
メリット・デメリット
ヨガマットを使用して寝ていたことで感じたメリット・デメリットを上げてみました。
メリット
メリットは5つありました。
①どこでもにさっと敷いて簡単に寝れます。
さっと敷けばいいのでとても楽です。布団は標準サイズでも100×200センチもあり重くて敷くのも一苦労です
しかしフローリングなど硬い場所に直接敷く場合は少しゴツゴツ感じるかも。床に直接敷くのであれば15ミリの厚みのものを使用、もしくはヨガマット2枚重ねれば大丈夫です。
②敷いたヨガマットは簡単にしまえます。
くるくるくると巻いて袋に入れ、どこかに吊り下げたり立て掛けて置けばいいんです。布団は重いし大きいし場所も取るので結構大変です。
③干さなくてよい。
布団のように干す必要はありません。たまにお日様に当てたいと思う時も軽いので楽です。
④ほこりが立たない。
ヨガマットは布団のように埃が舞い上がらないので気になりません。
⑤色のバリエーションが豊富です。
カラフルな色が多いヨガマットは好みの色で寝ることで気分も上がります。
デメリット
デメリットは特に今まで感じたことはないですが、ヨガマットは10ミリ~と薄いけど寝るのに大丈夫なのかを2つ上げてみました。
①薄いヨガマットだともしかしたら寝返りは大丈夫?
こたつカーペットの上に厚さ10ミリのヨガマットを敷いて寝ている私は、特に寝返りでは気になりません。夜中もこういった原因で起きたことはありません。
②冬は寒くないの?
布団のようにフカフカしていないので寒いのでは?と思うかも知れません。
冬はこたつに敷いて寝ているので寒さを感じたことはありませんが、それ以外の季節では下から上がってくる冷たさは気になりません。10ミリ以上の厚さであれば防音効果もあるくらいなので掛け布団を暖かくして寝てれば大丈夫です。
ちなみに昔、布団を敷くのが面倒で寝袋に寝たことがありました。
体全体が痛くなりました。
まとめ
腰が痛くて柔らかい布団よりはいいと煎餅布団で寝ていましたが更に腰痛が悪化してしまいました。
敷布団の代わりにヨガマットで寝てみたら長年苦しんでいた腰の痛みが治ったお話をしました。
もう4年以上も前に治った腰のお話を今回したのは、最近ヨガマットのおかげだったと改めてわかったことがあったからなんです。
同じヨガマットを4年以上使っていたのですが、少し前から素材がへたってきたと感じていたんです。それでも4年以上使っていたので、ニトリルブダジエンゴムはさすが耐摩耗性のある素材なんだとは思います。
そのせいか少しだけ起床時に腰の痛みを感じるようになっていたんです。
なので使っていないヨガマットがもう1枚あったので2枚重ねて寝てみました。
結果、腰の痛みがなくなったんです。
やっぱりヨガマットのお陰だっだと再認識しました。
寝ている時も腰に負担がかかっては腰の休む時間がありません。
日中腰に負担がかかってもお風呂に入って痛みを取り、寝ている時間に腰の負担をなくしてあげれば次の朝は腰が痛くないことから始まる。その繰り返しではないでしょうか。
朝、起きたら痛い!その痛み、本当は布団かも知れません。
ヨガマットで寝たら腰の痛みが改善するかも知れないのでぜひ試してみて下さい。
そして「腰の痛みが良くなってきた!」と感じたら教えて下さい。
腰痛で苦しんだことやヨガマットについてとことん話しましょう!
そして未来の生活を快適にしてくれたヨガマットに本当に感謝します。
最後までありがとうございました。