ミニバンを長いこと乗っていますが、以前リアドアが開かなくなったことがありました。
もちろん中からロックがかかっていない状態です。
車の走行に問題はなかったため、反対側のドアから車内に入ればいいやと思い、車の整備工場でみてもらうことはせずにしばらく乗っていました。
数カ月の間、時々ですが「開くかな?」とドアが開くかもしれない期待をしてドアノブを引いて確認していました。
するとドアが開いたことがあったんです。
「開いた!」と感激のあまり声を大にして言いました。
しばらく快適に乗り降りしていたのですが、するとまたドアが開かなくなってしまったんです。
最初の時と同様、時々確認してみたのですが、2回目は開くことはなく片方のドアだけを使う状態が長いこと続いてました。
車検の際、整備工場の整備士さんに何気なく聞いたことで原因が分かったんです!
車のスライドドアが開かない? 確認場所と対処方法 わかりやすく説明
ドアノブを引いた時、カチンと音がしてドアが1~2センチほど手前に動くまでに問題はありません。
その状態からドアをスライドして開けようとするとドアが動かないんです。
この状況と同じようであれば、まず確認してほしい場所はリアドア窓(後ろ側)と車体の間にあるドアウェザーストリップのあたり。
【ウェザーストリップとは?】
車に使われているドアや窓ガラスの縁などに取り付けられているゴム製の保護材です。
古い車ですが写真で確認しましょう。
水色で書かれている黒いゴムのような所がドアウェザーストリップの場所です。
続いて確認してほしい場所は赤い←の辺りです。
この写真の車は通常の状態ですが、ドアが開かなくなっている場合、←の辺りの隙間から、パッキンのようなゴムが少し盛り上がっているのです。
普段あま気にもしない場所なので気づくこともなく、確認時もよく見ないと分からない程度の盛り上がりです。
そのゴムは、本来ドアが閉まる時には内側に納まるはずのゴムなのです。
このゴムが飛び出してしまっていることで、ドアを開こうとする際に突っかえて開かなくなってしまうのです。
原因は?
原因で考えられることはゴムが劣化し硬くなったことや、度重なるドアの開け閉めの際にゴムが飛び出してしまったのではと思われます。
手動タイプのスライドドアは勢いよく閉まる時があるので、その衝撃も関係しているのかもしれません。
対処方法
対処方法は簡単です。
飛び出しているゴムを中に押し込んであげればいいだけです。
硬くて以外に指だと戻せないので、鍵の先端やコインなどを使って戻してあげて下さい。
飛び出していたゴムが中に納まれば突っかえていた物がなくなりドアは開くようになります。
まとめ
今回はミニバン車のスライドアが開かなくなった時の原因と対処方法をお伝えしました。
何らかの原因で内側に納まるはずのゴムのパッキンが、ウェザーストリップの隙間から飛び出してしまったことでドアが開かなくなった。飛び出したゴムを戻してあげればドアは開くようになることをお伝えしました。
ゴムなんか飛び出していないのに開かない場合は整備工場に相談してみて下さい。
ドアを開いたり閉めたりしているうちに、また開かなくなることもあるかもしれません。
そうなったらまたゴムを中に入れてください。
今度は直ぐに解決できます。