身長を１０cm 伸ばす方法 骨延長術で身長を伸ばせば理想の高身長なれる？

身長を１０cm 伸ばす方法 骨延長術で身長を伸ばせば理想の超高身長なれる？

高校生の息子が10センチの身長を500万円で買えるんだと言ってきました。

普段から「あと3センチあったら180センチになれたのに」とぼやいていたので、あと10センチの身長が手に入ったら余裕で180センチ超える超高身長になれると真剣に思ったようです。

背が高くなりたい男性は世の中に五万といると思いますが高くなりたくてなれるものでもありません。

身長は６００種類以上の多数の遺伝子の組み合わせによって８割は遺伝で決まるといわれています。

残りの２割は環境などの外的要因です。

なので自分の身長は遺伝からほぼ決まるといってもよいくらいです。

高ければ高いほどよいというわけではないですが、高身長と言われる170～179センチの枠には入りたいと思っている男性は多いのではないのでしょうか。

身長伸ばす方法 手術で買うこともできる？

180センチ以上となると超高身長と言われ、スラっとした体形でスーツを着て街中を歩いている姿は正に目を引く存在となりますね。

背の高い親から生まれてきてたらと、どんなに攻められても体の部位は店で買って取り換えることができないため、もう五体満足に産んでくれたことに感謝するしかないです。

しかし冒頭で述べたようにお金を出せば身長を買うことができるのは事実のようです。

正確には身長を買うというより、骨延長(こつえんちょう)という手術をするんです。

簡単に説明すると人工的に骨を折り、骨の隙間を毎日少しずつ引き延ばしながら骨の再生を促してあげることで脚を伸ばし身長を高くするんです。

そんな身長を高くする骨延長少し気になったので調べてみました。

骨延長とは？

骨延長術の始まりは、1903年（明治36年）イタリア人が骨切りを行い、脚をゆっくりと牽引けんいんする術式を行ったという論文記述があるのです。

そこからだいぶ先ですが日本でも1984年に外部式(イリザロフ)が始まったそうです。

しかし120年もの昔にこんな大それた術式があったなんて驚きです。

骨延長術を必要とするケースは、何らかの原因で外傷を受けた場合や、先天性疾患による長管骨の短縮、変形の場合です。

骨延長の術式3つとは？

外部式(イリザロフ)

この術式は外部式(イリザロフ)は、骨が治る時のメカニズムを利用して行われます。

まず脚の骨を人工的に折ります。このことを骨切りするというそうです(怖)

人の体は治癒能力があるので骨切りした場所は徐々に治癒しはじめていきます。

治癒してきた際に骨の欠損部に新生する仮骨(かこつ)をゆっくりと一定の力を加えて骨を伸ばしていきます。

仮骨は柔軟性があり少しずつ引っ張り1日１ミリずつ伸ばしていくそうです。

これが骨延長のしくみなんですね。

外部式（デバスチアーニ）

この術式は、イリザロフ法(外部式)に髄内釘を併用している術式です。

創外固定器の装着期間がおよそ1/3程度に短縮されるため創外固定器を早めに外せるそうです。

長い期間の創外固定器の装着は日常の生活でとてもストレスとなるため大きなメリットといえます。

内部式

内部式は骨を伸ばすための機械を骨の中にいれるという術式です。

創外固定器がないので日常生活が送りやすいとうメリットがありますが、イリザロフ法(外部式)のような固定性が弱いため車いすが必要となる場合があります。

手術から退院までは？

病院によって違いはありますが手術は全身麻酔で片脚ずつ行うそうです。

入院期間は3～5日程度。

そして一定の期間を開けたらもう片方の脚を手術します。

骨延長は、長期間の通院・経過観察など１年半近くと根気のいる治療となるそうです。

気になる金額は手術する国にもよって違い150～1000万円と幅が広いです。

日本でもこの術式は行っていますが、骨延長手術を多くしている国を調べたら、アメリカ・ベトナム・韓国・アルメニアです。

体への影響は？

成功事例ももちろんありますが、ピン刺入部から感染したなどの合併症のリスクもあり、中には細菌に感染し脚を切断しなければならない、なんてことも実際にあるようです。

身長を10センチ伸ばそうとしたために脚を切断するなんて、とてつもない代償を払うことになります。

高身長の有名人

超高身長・高身長の俳優さんと、野球選手で超高身長の方を調べてみました。

180センチの身長でも、この方たちのグループにいたら当たり前ですが小さいですね。

不便なこともある

超高身長でうらやましいと思いきや、背が高すぎると不便なこともあるようです。

やはり頭をぶつけることが多いようです。

家のドアの高さは20年ほど前は180センチ程度の高さだったのですが、今だと日本のどの建材メーカーも200センチが標準らしく、それに合わせて和室のふすまも200センチが多くなっているそうです。(アパートなどは除く)

電車の扉は昭和の頃は180センチが多かったそうですが、平成になり鉄道会社によって若干差はありますが標準185センチが多いようです。

超高身長の方は油断しているとぶつけてしまいますね。

椅子とテーブルの高さも合わなくて不便だそうです。

映画館なども後ろの人に気を使うそうです。

たまに映画館に入った時など前に座る人の身長が高いとスクリーンが見えづらくなり「やだな」と思っちゃいますが背の高い人も気を使ってしまっているのですね・・

まとめ

今回は身長高くするには身長を伸ばす手術もあることをお話しました。

もし手術で180センチになったとしても自分の周りの環境がずば抜けて背の高い人ばかりなら身長は高く見られず、どちらかというと身長が低く見られてしまいますね。

本当に低身長で悩んでいる人以外は別ですが、

上には上がある(いる)ということです。

話しは変わりますが以前テレビで観たのですが、どこかの国で小さい頃から少しずつ首輪をして年齢と共にその首輪をどんどん付け足していくのですが、成人近くになるとすごく首が長くなっているんです。

あんなふうに子供の頃から身長を伸ばす工夫をしていけば背が高くなるのではないでしょうか。

怖い手術などしなくても、身長を伸ばすサプリなども身長が伸びたなどの効果もきかれています。

５００万円も出して身長１０センチが高いのか安いのかは価値観の問題なのでなんとも言えませんが、お金を掛けずとも日々の努力で3センチくらいなら自分で何とかなるのではないでしょうか。

例えばしゃがんだ状態から上に思いっきりジャンプすれば脚が少しずつ伸びて身長が高くなるのでは？と思います。

もちろん毎日コツコツの積み重ねですが。

それを息子に話したから2日間だけジャンプをしていました。

本人の努力もなく親の遺伝のせいだと言わんばかりの顔で「あと３センチあればな」と言われても。

でも本当に毎日ジャンプしていれば、高身長に、いや超超高身長になれるかも知れませんね。

それでは最後までありがとうございました。